入学から、3ヶ月が経ったある日

通りかかった友達の家の前で中学生が遊んでいた。

友達の名前は、久遠 蜜歌 (くどう みつか)。

バスケット部に所属していて、あだなは「みっこ」。

そして、みっこの家の前で遊んでいたのは、男子だった。

みんな1年生の男子バスケット部のメンバーだった。 

知らない顔は、1人だけ。

あとのメンバーは、同じ小学校の子と幼いころからの知り合いだ。

〔あたしもいっしょにあそぼ!!〕

なぜか、このとき一瞬でそう思ったのだった・・・


そして、あたしはこのとき一緒に遊んでいてよかったと思う。

だって「彼」と知り合いになれたのだから・・・