「何度?」

保険医にきかれた。


「え~と。。。な、7度5分です・・・」


熱ないんじゃないのかよ!

と内心思ったあたし。

ハァ、また風邪でもひいたかな・・・


「じゃあ、帰ったほうがいいわね」


あ。そういえば、この保険医、すぐに具合悪い人を帰すことでチョット有名だ・・・


「じゃあ、親に連絡とってみるから、ちょっと待っててね」


「ハ~イ・・・」


数分後・・・


「じゃあ、お母さんが迎えに来てくれるそうだから、カバン用意して玄関きてね」


「ハーイ」



とぼとぼ・・・


歩いて教室にむかうあたし。



「よし、準備完了!!」

小さな声で呟き、教室を出た。


玄関につくと、お母さんがもう来ていた。


「ありがとうございました」


先生に頭を下げて帰ったあたし。


「風邪かな~?」

とお母さん。


「ん~・・・わかんないけど。」

とあたし。


「明日になっても、治らなかったら病院いこっか」


「うん」