風邪をひいた、2週間後の水曜日・・・

朝から、頭が少し痛かったあたし。


5時間目は校歌会。

校歌を学年ごとで歌う行事だ。


校歌を歌っている途中・・・


フラッ・・・

頭から・・・全身から血の気がひく感覚がした・・・

そして、猛烈な吐き気。

とてもじゃないけど・・・歌ってられない・・・

あたしは、口パクもままならないまま校歌を歌い終わった



校歌が歌い終わると、もう出番はない。

他学年の校歌を聞くだけだ。




そして、なんとか5時間目を持ちこたえた



6時間目は、集会。


集会になんて、出られない・・・


あたしは、ついに先生に助けを求めてしまった

元気がとりえなのに・・・と思いつつ。



「せんせぇ~・・・具合が悪いので保健室にいきたいんですけど~・・・」


半泣きのあたし。


「あらあら、大丈夫!?」


大丈夫じゃないから、保健室いきたいんですけど・・・



「ちょっとまってね~集会始まってから、一緒にいこうね」


どんだけだよ・・・


そして、いざ保健室へ

コンコン(ノックした音)


「失礼しま~す」


え、誰もいないじゃん


保健医は!?


「あら~集会に出ているのね。ちょっとそこに座って待ってて」



あたしは、先生に言われるがまま椅子に腰掛けた



数分後

保険医が入ってきた

「あらあら・・・とりあえず、熱測ってみて。あと、保健カード書いてね」



熱を測りながら、保健カードを書いて・・・



ピピピピッ


おっ、熱が測りおわった。


どうせ、熱なんてないでしょ

と思ったのだが・・・