「美佳。よく寝てたわね。心配したんだから」


お母さんは ベッドの脇に
腰を下ろした。


「学校から連絡がきてね。びっくりしたわよー」


見渡すと、
私は部屋にいるようだった。

自分のベッドの
小花柄の布団が目に入る。



私は
朝あんなに出たくないと思った
ベッドの中にいた。