私の目は
確かに開いているのに
何も見えなかった。

ついさっきまでの
耳を覆いたくなる様な
私に浴びせられた
罵声も 嘲笑も
何も聞こえなくなっていた。

あぁ、もう無理やん…。
立ち上がれん……。


私は心の暗い重みに
全身を支配されていた。

息苦しさを感じるような
嫌な眠気が襲い、
次第に意識が遠のいていった……