「また学校来たのかよ」
背が高く いかつい男子が三人
私を嘲るように
大声で話しながら近付いてきた。

「いつになったらやめるんだよ」
一人が言った。
「お前見るの不愉快だから
早くやめろよ!」
他の一人は
私を睨み付けて唾を吐いた。
唾は 私の鞄に落ちる。

「っつーか、死んじまえよ」
残りの一人は、
席に座っている私に
いつの間にか準備されていた
バケツに入った水を
勢い良く掛けた。