男の足元に転がってるのは さっきあたしが買った缶。 圭、これ投げたんだ…笑 「萌花!大丈夫かっ?」 圭がすごく心配そうにこっちみてて どんどん視界がぼやけてって 『ッけいっ』 思わず圭に抱きついてた。 圭は何も言わずにあたしの頭を撫でてくれてて それが余計、あたしの涙腺を緩めた。