『…なんか用ですか?』
ちょっと怖いけど強気で言ってみた。
「いや、別に?
ただ、圭達がずっとくっついてて
ぜんぜん絡めなかったから。」
その男は怪しげに口元をあげて
「男子校同然の今、
女一人で出歩くとはねえ…?」
『んンッッッ』
背中には冷たい壁
かなり強く押されたからすごく痛くて
『クチュ…ンあッッん』
無理やり押し付けられた口からは
生温い気持ち悪いものが入ってきて。
ソイツの手が首元まであがってきて
もうだめ。
そう思ったとき…
ガンッ
…バタ
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