目の前に


葵。





私があとちょっと動けば



おでことおでこがぶつかっちゃうぐらいの距離。




そりゃ、誰だって叫び声、あげるでしょ。笑



「萌花あ…うるさいよお…」



葵がうんざりしたように言った。




あ、さっき暗くなったのは
葵で光が遮られたからか!!とか、


いまさら言ってみる。






てか…




『……葵く-ん?
 な-ん-で-君が
 私の部屋にいるのかなっ?』







ちゃんと鍵、閉めたのに…