「生活かかってるから
続けるつもり。」


「そっか!じゃあ、いつでも会えるな!」


「そろそろ帰ろっかな!
お母さんからメール
来たしね…」

「じゃあ俺も帰るわ!」

「またメールする!」



そう言って菜智と祐希クンが帰って行った。


『私たちも帰ろっか!』


「そうだな!」

私と雅紀も
教室を出ていった。


『手を繋いで帰るのも
今日で終わりなんだね』


「寂しい?」


『大学生になってからも一緒にいれるかわかんないじゃん!』


「じゃあさ、
一緒に住もうよ」



えー?!!


「俺、本気だし。
前からずっと卒業したら
一緒に住みたいって
考えてた。」


『嬉しいけど、ね?
お母さんに相談‥』


「俺が朝、おばさんに
お願いしたよ?
よろしくって言われた」