「それで、泣いてたのか?」



「う……ん……」



ダメだもう完璧私の負けだ…このままだと、本当の事を言わなきゃいけなくなる…。



すると、やっぱり大輝はイジワルに笑いながら、「何でその理由で美麗が泣くわけ☆?」
と言ってきた。




「それは………」


「それは?」



「何ていうか、ずっと意識してたわけでもないし、そういう対象として見てたわけじゃないんだけど、その…
なんて言うか……好き?」



「好き?誰を?」大輝はもっとイジワルな質問をしてきた。