「ねぇ〜、千尋最近好きな人できたでしょ」

いきなりそんな話を振ってきた瑠璃。

思わずお茶を吹き出しそうになった。

「えっ?なんで?」

「見てたら分かるよ。佐崎さんでしょ?」

ばれてたのか…

だんだん顔が暑くなってく。

「やだ〜千尋かわいい!」

だってさぁ、照れるもん。
「佐崎さん言ってたけど
佐崎さんも千尋のこと好きだよ♪」


…はい!?

佐崎さんが!?

あの佐崎さんが!?!?

私を!?

えーっ!

「だから付き合っちゃえって!今日メールしてみ」

瑠璃が私の背中を押してくれた。