1のとりあえずイタズラを選択。


鼻をつまんでみる。

「ゔ~ん」


嫌がるように首を左右に振り、仕舞いにはつまんでいる手を叩かれた。


「ハルの~…匂い……」

「っ…!?」


こいつ、まだ……。


「えへへ~」

腕にまとわりつくなぁっ!

つうか確実に寝ぼけてる!?


「大好き…」

「っ…。なんなんだよ……、んな事…今更」

――ごめんね。私のせいで勘違い…、しちゃったんだよね?


残酷な記憶がフラッシュバックする。

あの時を境に俺を待たなくなった。


なのに今更…。


「いちご大福はぁ…、大好きぃ」


……なんの話しをしとりますの?


「はむ……」


「~~! いい加減起きろ!」

思いっきり甘噛みしやがって!


「んぅ? ん~、…れ?」

「起きたかよ」


「………~~゙!?」


しばらくは、ぼ~っとしていたが、意識が覚醒したらしく、一気に顔が朱くなった。