「え~拓也ってそんな人だったんだ。まぁかっこいいし騙される人は多そう…。」恵里奈はうなずきながら言った。

「ホントかっこいいし、キスも優しかったし……でも…。」麻美はだんだんと声が小さくなっていった。

「まぁ人それぞれだし、またいい人見つかるよ!だから今は拓也のこと忘れよ?」恵里奈は笑顔で言った。

「うん、ありがとう恵里奈。あっこのことみんなには内緒ね?聞かれたらまたヘコんでしまいそうだし…。」麻美は言った。

「はぁーい、わかったよ。」恵里奈は笑顔で言った。


ガヤガヤガヤガヤ…
だんだんと生徒が登校してきた。

「麻美~!」侑佳が大きな声で麻美を呼んで近くにきた。

「あぁ侑佳おはよう。」麻美は笑顔で言った。

「ねぇねぇ昨日どうだった!?何かあった?」侑佳は言った。

「別に何もなかったよ~それより侑佳はどうなの?」麻美はサラッと聞き返した。

「アッシ??ただ忘れ物取りに行っただけだよ。」侑佳は笑いながら言った。

「そうなんだ。あっねぇ侑佳ちょっといい?」麻美は席を立ち侑佳を呼び出した。

「何何?」侑佳は麻美に着いていった。