ガチャ……シャー…

拓也は麻美が入っていることを確認し、携帯電話をとりだして電話をかけはじめた。

「もしもし、どうした?」貴弘は眠たそうな声で言った。

「あ~寝てた?悪ぃ悪ぃ、今麻美が俺んちきてるんよ。なんか泊まってくってさ♪」拓也は言った。

「まじか?あ~んでお前犯るん?」貴弘は笑いながら言った。

「わからん、まぁ反応次第かな♪」拓也も笑いながら言った。

「いいのぉ。俺今日侑佳誘ったけどだめやったわ。まぁ次にはおとすけどな、ガッハッハ!」貴弘は眠たそうだったのがいつものノリ変わっていた。

「侑佳かぁ…まぁがんばれや!」拓也は少し小さな声で言った。

「おぉ!何?それだけか?」貴弘は言った。

「あぁこれだけ!起こしてごめんな。じゃあまたな。」拓也は笑いながら言った。

「じゃあな、がんばれよ!」貴弘はそう言って電話を切った。

「フゥ~。」拓也はひとつ大きなため息をした。
そして風呂場を見ながら

「麻美………か。」拓也はベッドに寝転がった。