「ただいまぁ~。」麻美は自分の家かのように入っていった。そしてまだ靴を脱ごうとしている拓也の顔を見つめている。

「………???」拓也は戸惑いながら麻美を見た。

「おかえりっ。」麻美は満面の笑顔で拓也を見つめながら言った。

「ただいま。」拓也も満面の笑顔でそれに答えた。

「やっぱいいなぁ。やってみたかったんだこういうの!旦那の帰りを待つ妻。」麻美はとてもうれしそうに言った。

「それで次のセリフは?」拓也は笑いながら言った。

「え~っとぉ…ご飯にする?お風呂にする?それとも私??」テンションが上がってきた麻美はとてもうれしそうに言った。

「じゃあ麻美で。」そう言って拓也は麻美を引き寄せ抱き締めた。

「えっ……。」麻美は何もできずただされるがままだった。

「なんてねっ冗談だよ!」拓也は笑いながら言って麻美を離した。

「あっ…あぁ冗談だよね!はやく中いこっ。」麻美は少し残念そうだった。しかし笑いながら言って拓也と中へ入っていった。