カラオケも終わり各自家へと帰って行った。侑佳は一人帰り道を歩いていた。
チャラリラーン♪携帯電話が鳴っている。見てみると悠介からだった。

「もしもし?どうしたの?」侑佳は尋ねた。

「化粧ポーチだけどどうする?今日カラオケに侑佳がいるなんて知らなかったから持ってきてなかったし。」

「あっホントだ!ん~どうしよう。じゃあ今からとりにいってもいいかな?」

「とりにくる?わかったよ、じゃあ待ってるね。」悠介はうれしそうに言った。

「はーいじゃあまたね。」侑佳は電話を切りしまおうとすると

チャラリラーン♪また携帯電話が鳴りだした。見てみると今日番号交換をした貴弘からだった。

「もしも~しお疲れっ!侑佳さぁ今から何してるの?暇なら二人で会えないかな?」貴弘はさっきの雰囲気とは違い真剣に喋っている。

「今から?うーんごめんっ!ちょっと用事があるんだ…また今度でいいかな?」侑佳は申し訳なさそうに言った。

「そっか!わかったよ。今日楽しかったよ。また遊ぼう。それじゃ!」そう言って貴弘は電話を切った。

「うんそれじゃあ…って切るのはやっ!」侑佳は笑いながら電話をしまった。

そして侑佳は悠介の家へと向かっていった。