貴弘と悠介は部屋へ戻るとみんなはもりあがっていた。
貴弘が侑佳を見てみると侑佳の隣には拓也がいて二人は楽しそうに話していた。

「ねぇ拓也ってホントに彼女いないの~?」侑佳は尋ねた。

「いないよ!でもそろそろほしいなって思ってたとこかな。」拓也は淋しそうな表情で侑佳を見つめながら言った。

「じゃあ私彼女立候補しちゃおうかな。なんてね♪」侑佳は笑いながら言った。

「えっ…あぁ冗談か。」拓也は一瞬ではあるがドキッとしていた。

「はいはいはいはい盛り上がってるねみんな。」貴弘はいつもどおり場を盛りあげようとみんなの視線を集めた。
そして得意のモノマネやマジックを披露し始めた。

「あははっ似てる!」

「すごーいやるじゃん!」
いろんな声が貴弘に集まりみんな貴弘に集中していた。
そんな中、悠介と拓也は

「貴弘なんだって?」拓也は悠介に尋ねた。

「あぁ侑佳のことだよ。何で知り合いかってだけ。」悠介は答えた。

「そっか!…で?付き合ってるの?」拓也はとても興味深々だ。

「いや、付き合ってはないけど…」悠介は頭をかきながら答えた。

「そうか。」みんなが貴弘に注目している中拓也の視線の先には侑佳の姿があった。
実は拓也も侑佳を気にいっていたのであった。
第3章終了