「誰誰?もしかしてあのときの?えーっと悠介くんだっけ?」恵里奈は興味深々に聞いた。

「あっ忘れてた。今日侑佳にそのこと聞くんだった。」麻美は大きく、そして高い声で言った。

あまりの声の高さに三人はびっくりしていた。

「気になるなぁ。」響子は侑佳と肩を組み侑佳を座らせた。

「うん…実はあのときね…。」侑佳は悠介とのことを全て話した。

「そんなことあったんだぁ、いいな侑佳。私も彼氏ほしいな。」麻美はうらやましそうに言った。

「別に彼氏とかまだそんなんじゃないよ。」侑佳は少し笑いながら言った。