PM:12:30侑佳は化粧も終わりそろそろ家を出ることにした。

待ち合わせ場所はいつもの公園。いつもの公園とは侑佳と雄彦がはじめて出会い昔から遊んでいた馴染みの公園のことだ。

ザァー。雨は止むどころかだんだんとひどくなってきた。

「ありえーん、はやくいこっ。」ピンク色のビニール傘を手に取り侑佳は公園へ向かった。