「二人きりになれたね。」悠介はうれしそうに言った。

「うん…」

侑佳は戸惑っている。悠介と雄彦がとても似ていること、雄彦とも悠介ともこの公園で出会っている。
悠介のことを好きになるかもしれない。だけどもう別れを経験するのは嫌だ。一人にはなりたくない。この思いが侑佳を戸惑らせているのであった。

日も落ちてきて辺りはだんだん暗くなってきた。