「ねぇ、あんたは?後ろ向いてたら顔わかんないよー?」響子は男の子に向かって言った。
男の子は振り向いた。しかしその視線は響子ではなく侑佳のほうを向いている。

侑佳は視線を感じ恵との話を中断し男の子と目を合わせた。さっきは後ろを向いていてわからなかったが…………