隣に立つヨウから、不機嫌な声。



「ははっ、ごめん」


さわやかな顔で謝る俺に対して、


「ごごご、ごめんねっ」


あわあわと、真っ赤になりながら謝る瑠璃。




瑠璃のひとつひとつの仕草や反応が俺の理性を擦り減らしていく。





自分でも、いつ切れてしまうのか正直怖いところ。


瑠璃はいつでもこんなに抑えて必死になっている俺を簡単に揺さぶってくれる。


そんな、無自覚な瑠璃には可愛い笑顔の裏側に、

自分でも自覚していない程の――かなりの破壊力を持っているのかもしれない…"俺、限定"で。


そんなとこにハマっちゃってる俺も俺だけど。