凜久の家に泊まるって知ってたからそんなことできないよ――…。
「あ……、ダメ…」
長い指が、
背筋のくぼみを滑り落ちていく。
そんなことされたら……
「凜久、ダメだよ……」
背中にキスを落とす凜久に、必死に話しかけてみるけど……
「……ふぁっ…」
ふいに
肩辺りに強く吸い付かれて……
私の声も、だんだんと説得力のないものへと……変わっていく。
「ごめんね…俺だって、オオカミみたいになっちゃう時だってあるんだよ?」
――あ、その言葉は……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…