「……え、でも」 遊くんの授業、午後にもある……なんて言っても きっと 凜久には、かなわないんだろう。 「久しぶりに、あの場所行こう」 一瞬にして、 浮かぶ“あの場所” 授業なんて サボったことないけど…… 「たまには…… イケナイことしよ?最終日、に」 甘くキケンなその誘いに…… 私は静かに頷いた。 凜久と一緒だから、 私は頷くことが出来たんだ。