「びっくりしたよ、部屋戻ったら瑠璃が倒れてたから」


ベッドに座った凜久の足の間に座らせられて……

後ろからそっと、抱きしめてくれる。



「ごめんね……」

ケータイ取ろうとしたの。


小さく呟くと


「無理しちゃダメだよ?」

優しいその言葉に、お腹に回されていた凜久の腕にギュッとしがみついた。



「瑠璃……?」

「ずっと不安だったの。大事な話って――何かなって」


さっき思い浮かべた

その①・その②・その③

を、ひとつずつ話してみる。



さ、最後の方は涙声になっちゃって……。