こうして一緒にいると、どんなに小さなことだってツボにはまってくるから不思議だ。





その瞳に見つめられるだけで




「凜久……?」


――ほら、動けなくなる。






「ご……ごめんねッ」


慌てた瑠璃が、シェイクを差し出す。


「凜久だって飲みたかったよね」



――もう、ホント



可愛すぎなんだけど。




瑠璃からそれを受け取ると、テーブルに置く俺を不思議そうに見つめられる。