体中に、ゾクゾクするような甘くて熱いモノが駆け巡る感覚。
最後に、腕に薬を塗ってもらって終わり。
「足は……」
凜久の視線に、体が反応してしまいそうで……こわい。
視線に酔わされて、
犯されてしまいそう――。
「……あ、ここにもキズ」
「ひゃぁぁああっ……」
凜久の人差し指が、ブラの上すれすれの肌をなぞる。
本当に、小さなキズ。
うつ伏せに倒れたのをはっきりと覚えてて。
その時に出来たキズかな?
「これくらいなら、自然に治るよ。きっと」
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