* * * * * …………んん あれ? ここ、どこ――――? 重いまぶたを、ゆっくりと持ち上げる。 「……んん」 うっすらと広がる視界には、青い空と白い雲。 えと、これは―― 私の部屋の…… 「瑠璃……ッ!」 そこでようやく気が付く。 なんだか温かいなって……思ってたの。