ベッドの上で眠る瑠璃。 ずっと、ずっと手を握っているのに――瑠璃はなかなか目を覚まさない。 ごめん、ごめん……瑠璃。 どんなに謝ったって、もしかしたら瑠璃は許してくれないかもしれない。 涙が溢れそうになるのをグッとこらえながら、尚も瑠璃の手を握り続けた。