……こわい。

私の手首を“男の人”の力で押さえつけて。


ひんやりと冷気を感じる程の


無表情の、遊くんを

幼なじみを


こわい、なんて思ったのは……


初めて――だった。




ドンドン、ドン!


凜久――…

きっと凜久、心配してる……。



手首を離されてもなお、

見えない糸のようなモノで縛り付けられたような、感覚。