――ドキドキ、ドキ。
なんだか今日は、朝早くに目が覚めちゃって。
久しぶりに、凜久を起こしに来たんだけど……。
最近は凜久に起こされてばっかりだっかから。
まだ寝ている凜久の部屋に入るのは本当に久しぶり。
出来るだけ音を立てないように、部屋に忍び込んだ。
……あの頃の私は…凜久が寝ている布団の上に乗っかって、起こしてたんだよね…。
今考えると、急に恥ずかしく思えてくる。
ベッドのすぐ脇に腰を下ろすと、頭まで被っている布団をそっとはがした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…