「ん~……っ」 時刻は、もう夕方。 俺の部屋のベッドの中で小動物のようにまるまる瑠璃。 あの衝動に襲われるままに、瑠璃を抱いてしまった。 眠っていることを確認して、そっと布団をめくってみる。 光が届かない中でも白く浮き上がる肌。 「……っ、」 さっきまでは、こんな風に見る余裕なんてなかったから。 落ち着いていた心臓が、また暴れ出す。 ――瑠璃が、 “キスマーク…付けて欲しいの” なんて、言うから。