「………」 「…………」 どうしよう……。 なんだか、気まずいよぉ……。 「……あれ?…瑠璃」 ひざの上で広げていたお弁当のランチョンマットをたたんだ時。 遊くんがふいに声を上げた。 遊くんが視線を送っているのは私のひざ上。 「転んだ?」 「…あ、実はさっき」 そうか…、座った時はスカートが少し上がっちゃうから。 立った時は、どうにか隠れてたんだ。