「ルンルル~ン♪」

今にも転びそうなくらいにスキップしているあたし。
今年入学したばっかの高校1年生。
由井野 絵里。

悲しい事に彼氏いない暦=年齢

別に告白されないわけじゃない。
凄く告白されまくりなんだけど・・・断る。
恋なんてあんまり興味ないし・・・。
ほしいけど・・・なんかあたしにはちょっと・・・・。
男子って苦手だし・・・。

「あ、絵里ちゃん!」


「ふへ?」

突然の呼びかけに間抜な声を出したあたし。
恥ずかしー・・・。

「ちょっといい?話があるんだ。」


「う・・・うん。」

どうやら相手はあたしと同じ学年みたい。
ネクタイの色で分かった。

あたしがその人についていくと図書室についた。
もしや告白・・・?ま、そんなことないか~・・・♪

「あのさ、突然だけど絵里ちゃん好きな人とかいる?」


「あたし?いないけど・・・って名前いい?あたし、君の事分からないの。」


「あぁ。俺は桐田 良樹。」


「へぇ・・・桐田君って言うの・・・。で、話って?」


「あ・・・。その俺絵里ちゃんが好きなんだ!」


「きゃほ・・・?」

あたし奇声吐いてばっかじゃん・・・。

「えぇっと・・・。ごめんなさい。0kできま・・・きゃあ!!?」

いきなり桐田君に押し倒された。

「ど・・・どしたの?」


「ん?0kしてもらえないんなら犯そうかなーと思って♪」


「○×△※#・・・!!」

言葉になってないし・・・。桐田君怖いし・・・。

「や・・・やだやだッッ!!」

どんなに避けんでも図書室の前は普段人が通らないから誰も助けてくれない。
あたし危ないよ~!!

「抵抗したってむーだ!潔く俺の物になってもらおうか。」


「やだやだやだやだッッ!!」

まるで泣きじゃくった子供のようにあたしはジタバタと手足を動かした。
てか、実際に軽く涙流してる・・・。
でもほんっとに危ない・・・!!