そして一緒にスポ少に。

父兄が居るから
私が100㍍位先に降りる。
そして少し遅れて行く。
帰りも最後まで一緒に
残ってから。勿論、
気付かれないように。
(年の差が何?)って
思ってた。
でも現実は現実な訳で。
6才という差は、
縮まることを
知らなかったんだ。

そして周りは、
その6才という差が
認められなかったんだ
と思う。嫉妬とかも
あったのかな。

噂が少しずつ立ち始めた。
「あの女がまた…」
本当に少しずつ。
だからまだ、
私の耳には入らなかった。


浮かれてたんだ。
すべてが順調。
それが甘かった。


そのうち、
学校が面倒に
なってきた。

彼は仕事か寝てるか。
学校に行って会える訳
でもないし、行く意味を
見出せなかった。
「お腹痛い。」
「気分が悪い。」
「頭が痛い。」
悪い癖。
認められるとなんか
思っていない。
でもこの時は、
「治らないんだ。
仕方ない。」
自分に言い訳して、
必死だった。