施設から30分ほど経つと見たことがないほどの大きさの屋敷に着いた


ランドクルーザーは何台もある車の中の一台にすぎず、鮮やかにバック駐車をする立夏に思わず見とれてしまった



見とれていると立夏の整った顔立ちにほうっとしてしまう


長いまつげに少しブルーに見える瞳、笑みを浮かべているように少し口先があがっている薄い唇、適度に焼かれている肌


 (こんなきれいな男の人見たことない…)


 「そんなに見ると僕に穴が開くよ」