「どうしたんですか?村田さん」

 「今日からテーブルマナーを教えるそうだ」

 「えっ、てことはやっぱり本宅でのパーティーに出席するんですか?」


キッチンでお茶をしながら丁度今その話して盛り上がっていた3人


盛り上がると言うよりは由衣が行くなら、と心配していたのだ


 「旦那様も白石家を迎えたいんだろな…」


村田にとって孫のような由衣


 「えぇ…立夏様も苦労なさるのね…」


律子にとって娘のような由衣


 「そうですね…まぁわれわれもついて行きますから…」


篠田にとっても娘のような由衣



3人はほぼ同時にため息をついた