立夏がプレリュードで迎えに来てくれたが、終始無言だった

「なにも聞くな」

みたいな雰囲気が漂っていたため由衣も何も聞けずにいた



* * * * *


鈴から連絡を受けて大学の駐車場に向かってた立夏


 「立夏さーん」


後ろから声を掛けられ振り向くと


 「白石さん…」


上品なワンピースを纏いカーディガンで清楚な雰囲気を醸し出している白石真由がいた


 (由衣が同じかっこうしたら見取れるんだろうな…)


と考えてしまう


 「今お帰りですか?でしたらお茶でもしません?」

 「いえ、婚約者を待たせてますので」