二人が振り向くと立夏が苦笑して立っていた
「り、立夏様?!すすすいませんっ…」
鈴は慌ててベンチから立ち上がる
由衣はキスを思い出して顔を真っ赤にして立夏を見ていた
「くすっ…いいよ、鈴さん座って」
「で、でも…」
戸惑う鈴の肩を押して座らせると由衣の額に口づけをする立夏
「?!」
「由衣終わったら連絡してね?」
と言って大学の方に戻っていった立夏
由衣と鈴は立夏を唖然として見ていた
(大学とは行き来が出来ないって…言ってなかった?)
(キス見ちゃった…立夏様も由衣のこと好きなんだ…みんなの前で…しちゃってるし)
由衣は気づいていないが高校中の男子が転校してきた由衣を一目みようと窓から顔を出したりしていた
(…僕の物って言う牽制だよ、ね…)