幼稚園から英才教育、マナーなどをこなしてきた立夏は高校入学と共に経営に携わるようになっていた




もちろん誰もが振り向く容姿の立夏に女性の影がちらほらあったが、立夏が本気になることはなかった


両親が決めている許嫁でさえも立夏は相手にはしていなかった


昔出会った少女のことをずっと想っていたのだ


そして今その少女が側にいることで立夏は今までにないくらい笑顔が溢れている


のにも関わらず少女は何を悩んでいるのか


少女には立夏の記憶がないのだろうか

そうずっと昔の記憶が




 (お早く由衣様のお悩みを解決して下さいね?立夏様)