室内電話がなると立夏が苦笑いして由衣を抱き起こした
「続きはまたね」
ニヤリとした笑いに由衣は顔を真っ赤に染めて俯いた
「はい」
『立夏様ですか?お食事のご用意が出来ておりますので…』
「わかった」
受話器を置いて由衣を見ると制服のままはにかんで立夏を見ていた
はにかんだ姿もなんとも可愛らしい
「由衣食事が用意出来たらしいから着替えよう?」
由衣の頭を撫でると微笑んでから部屋を出て行った
「はぁ~…」
大きなため息と先ほどのキスの余韻が溢れ出た
(また…キスしちゃった……)
(私のこと好きって…どこが?……うぅん…いつから?)
私と初めて会ったのに?
…わからないよ…