「っ…」


立夏の優しいキスに何も考えられない由衣


頭がぼうっとしてくるとぎゅぅぅと抱きしめられた


 「…由衣、ごめんね…背中痛くない?」

優しく背中をさすられて由衣は「大丈夫」と答えるように、立夏の背中に手を回した


 「そう…よかった…」

立夏の腕に力が抜けて再び瞳に捕らわれる


 (ぁっ……)


立夏の顔がまた近づくとそっと瞳を閉じた


 「由衣……好きだよ…」


囁くような告白にきゅんっと由衣の胸にちくっとした痛みがはしった


 (私…立夏さんのこと…)


立夏の唇が触れた瞬間






プルルルッ…

プルルルッ…