立夏は早苗から言われたことを考えていた
「なんで由衣が婚約者なんですか?
本郷さんならもっとお嬢がいるんじゃないんですか?
」
(お嬢、ね?…でも僕は…由衣しか…)
いいお嬢、つまり由衣以外の女性
そんなこと考えられない、やっと由衣を迎えに来れたのに離すなんて
両親には反対されていた由衣との婚約
それを大学と会社経営を両立させて文句がいえない状態で由衣を迎えに行った
久しぶりに会った由衣は立夏のことを覚えていなかったけれど、立夏には良かったのかもしれない
いや立夏にも、由衣にも
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