「今日は学校ですね」


と言いながら律子はクローゼットとから制服を取り出した


 (し…新品…)


まだ一度も袖が通されていないしわ一つない制服


立夏が用意したものだ


 (はぁ…やっぱり感覚がわからないよ…後何ヶ月しか着ないのに…)


由衣は律子から制服をとろうと手を伸ばした


 「由衣様、お着替えをお手伝い致します」


と言われ律子に制された


 (…昨日…)

 「由衣様…由衣様が戸惑っておられるのもわかりますが…私は由衣様のお世話かがりなのです
私に手伝わせては頂けませんか?」