その行為に顔を真っ赤にして大きなぱっちりした瞳がさらに開かれる


 (ななななっ??)

 (からかいがいのある子だな)


由衣は固まったまま立夏を見ている


コーヒーのおかわりをとダイニングにはいってきた村田はドアノブに手をかけたまま固まった


 「ん…っ……」


立夏が由衣の唇を奪っていた


立夏は村田の存在に気づいたが、由衣は初めてのキスで立夏にされるがままキスを受けていた


目をぎゅっと瞑って頬は桜色から赤みが差している


 「由衣…甘い…」


小さくささやくとチュッと音を立てて唇が離れた

村田はそのまま出て行こうとしたが


 「村田さんコーヒーおかわりもらえる?」