はぁとため息をついて気持ちを落ち着かせてから立夏は部屋に入った


 「ん?」


由衣はふかふかのベッドに丸まるって寝息をたてていた


 「ゆ、…」


起こそうとも考えたが無防備な姿の由衣に毛布をかけると隣に入り込んで由衣の細い腰に腕を回した


 「無防備すぎるよ…僕だって立派な男子ですよ?」


頬を突っついて見れば立夏の胸にころんと収まってきた



 (…人を疑うことを知らないのか…僕に心を許してくれてるのか…そうだったら嬉しいのにな)


立夏は由衣の額にキスをして瞳を閉じた