「由衣っ由衣っ……」

 「んっ……ふぁ…立夏…さ…んっ…」


長いキスが終わると立夏の胸に顔をうずめた由衣


一目があるのをやっと思い出したのだ


そんな由衣を愛おしく抱きしめた立夏


 「由衣…名前を呼んで?」

 「えっ…立夏さん……」

 「まだ足りない」

 「立夏さん…立夏…」


由衣は立夏を涙で濡れた瞳で見上げた


その瞬間立夏はもう一度キスをした



由衣…愛しているよ


僕専用の甘い声で囁いて

これからずっと、ずっとね…









ー end