立夏と真由が結婚したと言う話は聞かないが、それば自分が離れたからと思っていた


現に由衣は立夏のいる県から二つほど離れた場所にいた


立夏を思い出すと嬉しくなり頬が緩む、それと同時に隣には居られなかった自分に悲しくなる


 (これが恋ってやつなのかな?)


嬉しくなったり、悲しくなったり、泣きたくなったり

忙しい感情の起伏は由衣の表情を豊かにした


 (あの夢の少年は立夏さんだったのかな?……じゃぁ…私の初恋は立夏さんだ)