それから1時間もしない内に立夏は手術室から出てきた
「立夏っ…!」
「今は麻酔で眠っています。お父様ですね?」
医師は軽く微笑んでから立夏の状態を話し始めた
「取り合えず命に別状はありません。ただ右足を骨折してますのでしばらくは入院して下さい。後助手席の方を庇っていたしく頭を強く打ってました、でも検査には異常が見られませんでしたので」
「…もう一人は…」
「助手席の方は庇われていたので軽傷で済んでいます、今はベッドで休んでいますので後で様子を見に行って下さいね」
「ありがとうございました…」
ぺこりと頭を下げると医師は去っていった
村田も嶋原もほっとしていた